体が無意識にふるえる症状を振戦(しんせん)と呼び、発症パターンによって次の4つに分類されます。

 

安静時振戦:安静時に症状が出現し、動作を始めると消失する。

姿勢時振戦:一定の姿勢を保つと出現する。

動作時振戦:動作を始めると出現し、し終えると消失する。

企図振戦:目標を目ざした動作で目標に近づくほど症状が増大する。

 

振戦はパーキンソン病、バセドウ病、糖尿病による末梢神経障害など、特定の病気による場合は各々の病気治療が主体となります。薬剤性振戦の場合は原因となる薬剤を減量したり中止することもあります。

背景となる疾患のない原因不明の振戦は本態性振戦と呼ばれ、全人口の2.5~10%に認められるほど、日常でよく見かける症状です。年齢に伴って増加するため、老化の関与が指摘されています。

さかい整形外科では原因が特定できない手の本態性振戦を対象として、ジストニアとともに治療しています。